生命科学実験の自動化とネットワーク化に向けたワークショップを開催しました

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生命科学の未来はロボットによる自動化とネットワーク化にあります。

料理レシピのネットワーク化で先行するクックパッド社本社でワークショップを行い、ロボット化や実験プロトコルマークアップ言語(ML)、またML設計に鍵を握るプロセスオントロジーなどについて熱い議論を交わしました。

実験ロボットを開発する産総研の夏目徹氏や実際にロボット実験を行っている九州大の松本雅記氏、またクックパッド社の取り組みを紹介した根岸義輝氏のほか、システム生物学の分野で数々の国際標準化に関わってきたSony CSL・SBIの北野宏明氏、Garudaプラットフォームを開発するSamik Ghosh氏、元IBM基礎研所長で現在統計数理研究所にてPFI社顧問なども務める丸山宏氏、プロセスオントロジー分野の第一人者である立命館の來村徳信氏、さらにライフサイエンス統合データベースセンターでセマンティック・ウェブ研究を行う片山俊明、太田達郎両氏などが話題提供しました。

生命科学の歴史を変える一日になったと思います。

汎用ヒト型ロボット活用研究会ワークショップ

「汎用ヒト型ロボット活用に向けたデータサイエンス」

日時: 2015年9月5日(土)13:00-18:00

於: クックパッド本社(恵比寿ガーデンプレイスタワー12F)

主催: 一般社団法人研究産業・産業技術振興協会

後援: 理化学研究所生命システム研究センター

オーガナイザー: 谷内江望(東大)、高橋恒一(理研)

13:00-13:20 夏目徹先生(産業技術総合研究所)

ロボットと人工知能が拓くサイエンスの未来

13:25-13:45 根岸義輝先生(株式会社クックパッド)

クックパッド社の取り組み

13:50-14:20 松本雅記先生(九州大学)

大規模ターゲットプロテオミクスによるヒトタンパク質絶対定量

14:25-14:55 北野宏明先生(システム・バイオロジー研究機構、ソニー、理化学研究所、沖縄大学院大学)

Creating Standards: Experiences from VRML, SBML, SBGN, RoboCup, and Garuda Platform

15:00-15:20 Samik Ghosh先生(システム・バイオロジー研究機構)

Garuda Platform: Re-imagining connectivity

15:25 休憩

15:40-16:10 丸山宏先生(統計数理研究所)

IoTとビッグデータ

16:15-16:45 來村徳信先生(立命館大学)

生命科学実験におけるプロセスオントロジーの利用

16:50-17:10 片山俊明先生(ライフサイエンス統合データベースセンター)

生命科学におけるセマンティック・データの構築と活用への期待

17:15-17:35 太田達郎先生(ライフサイエンス統合データベースセンター)

Semantic Wet Lab Project in BioHackathon – Publishing Research Protocols

17:40-18:00 ディスカッション

18:00- 懇親会